Bells ·2024/03/01

Rip Curl Pro Bells Beach 2024

リップカールプロベルズビーチ
2024

開催日程：2024年3月26日～4月5日

競技サーフィン界で最も歴史のある大会、Rip Curl Pro Bells Beachが今年もやってきます！この大会は、ワールドサーフリーグチャンピオンシップツアーの中でも特に象徴的な一戦で「勝者はベルを鳴らせる！」という言葉で知られています。

1973年にRip Curl Proが始まり十分な賞金が出される事になった途端、この信号もない小さな町は、オーストラリア国内、また海外にいるサーファーに知れ渡ることになる。

メルボルンから南に103キロの場所にほぼ無名な田舎町があった。トーキー。南極からの冷たい風。メルボルンからの避暑地として数件の別荘や住民が静かに住んでいる町だった。しかし、そこには知る人ぞ知るパワフルで冷たく巨大な波が押し寄せるサーフポイント、ベルズビーチがひっそりとブッシュランドに隠されていたのである。

その全貌が世に示されたのが1960年代。1962年、トーキーローカルサーファーたちがお金を出し合いブルドーザーでトーキーの町からベルズビーチまで道を作った年であり、それはまた初めてサーフィン大会が行われた年であった。

それから62年たった今年。2024年のRip Curl Pro Bells Beach。世界最高のサーファーたちが集結し、Bellsの波に挑み見ている人を魅了する。

この大会はサーフィン史上最も長く続くイベントの一つであり、その歴史と伝統は世界中のファンに愛されている。

Bells Beach

海面下はリーフだが海ブドウが敷き詰められていて裸足で歩くことが可能であり、大きく分けて右はベルズビーチと左はウィンキーポップが同じ駐車場から見える。ベルズビーチは大きなスウェルが入ってきたときにパーフェクトな波を長い距離提供し、ウィンキーポップは色々な波のサイズに反応する。

南極から押し寄せるパワフルでサイズの大きな波と風光明媚なビーチで知られており、サーファーたちはその波に魅了する。リーフブレイクでライトハンダーの波だが、レギュラーフット、グーフィー共にサーフィンしやすく、大きくパワフルだがゆっくりと崩れていく波はサーファーの個性とテクニックを十二分に引き出せる面をもっている。
過去には数々のエピックなバトルや感動的な瞬間がこの地で生まれてきた。

エキサイティングな大会

毎年ベルズの大会前には原住民、アボリジニーによる自然、土地に対する神聖なる儀式が行われ、我々がその地に足を踏み入れ、自然と戯れることを受け入れる。リップカールのインターナショナルミーティングでも地元のアボリジニーによる儀式があってからミーティングは始まる。地元、原住民、自然、すべてにリスペクトして始まるこの大会は初めてそれを見る人をエキサイティングな世界へ引きずり込むであろう。

1981年には15Fの巨大スウェルを、サイモンアンダーソンが今まで2フィンが常識だった世界に3フィン投入し優勝。1986年のセミファイナルでは今でも陰りを見せないレジェンドサーファー、トムカレンとオッキーの戦いは、過去最高の試合だといわれている。
2001年には、若干18歳でワイルドカードで勝ち上がってきたミックファニングが大会優勝。

今年の大会もまた、驚きと興奮に満ちた熱い戦いが繰り広げられることであろう。世界中から集まるトップサーファーたちが、華麗な波乗りを披露し、観客を魅了すること間違いない。