アリッサ・スペンサーとガブリエル・メディーナがサクアレマ・プロを制覇!都筑 有夢路は日本勢過去最高の3位入賞!

リップカールのアリッサ・スペンサーとガブリエル・メディーナがCorona Saquarema Proで表彰台の頂点に立ちました。

両者とも勝利への道のりは簡単ではありませんでした。

2023年チャンピオンシップ・ツアーへのクオリファイを目指していたスペンサーは、今シーズンのクォリファイングシリーズで4つの1位を獲得し、チャレンジャーシリーズのランキングを上げ、シーズン最後のイベントであるハワイでクオリファイできるよう結果を求めてサクアレマに挑みました。


スペンサーはラウンド1で一歩も引かない戦いを見せ、クォーターファイナルでは経験豊富なオーストラリアのキーリー・アンドリューと戦い、セミファイナルでは日本のリップカールのチームライダーである都筑 有夢路選手と対戦し勝利。
都筑 有夢路選手は敗退したものの、日本勢過去最高の3位入賞!

決勝でスペンサーは、不安定なコンディションの中、フランスのテッサ・ティッセンを破り、チャレンジャー・シリーズ初優勝を飾りました。


この活躍により、スペンサーはチャレンジャーシリーズのリーダーボードの順位を8つ上げ、現在カットラインから1つ下の6位につけています。2022年チャレンジャー・シリーズの最終戦は、11月末に開幕するハレイワ・チャレンジャーとなります。

一方、メディーナにとって、サクアレマでの優勝は、怪我による長期間の休止からの競技復帰を意味するものとなりました。130日以上競技から遠ざかっていたメディーナは、第1ヒートで観客を魅了し、ファイナルでプレッシャーがかかりながらも見事に勝利を獲得。

第1ヒートでは新進気鋭のクロスビー・コラピント、ケフ・バトラー、ガブリエル・クラウスナーと対戦。しかし、メディーナはこの次世代の3人を見事に攻略し、決勝までその勢いを持続します。


クォーターファイナルではフランスのマキシム・フスノットを破り、セミファイナルではブラジルのジョアン・チアンカに迫られたが、メディーナはプレッシャーに耐え、勝ち進みます。

2023年のチャンピオンシップ・ツアーへの出場権の獲得を目指すモロッコのラムジ・ブーヒアムとのファイナルでの対戦では、メディーナは早々にも遅れをとり、残り10分ではラムジ・ブーヒアムが優位に。しかし、彼はわずかなプライオリティーのミスを犯し、メディーナがその後、2本のミドルレンジのスコアを決め、3度の世界チャンピオンは見事にビーチで祝杯をあげました。


次のガブリエル・メディーナの戦いは、1月末にパイプラインで開幕する2023年チャンピオンシップ・ツアー・シーズンとなりそうです。

Photos courtesy WSL